初十ですが 誰が上海市場をみているのか  <市場の数値のみ 世界同時株安雑感> (2)

~前回の続き~

今回の世界同時株安の要因として代表的なものとして以下があげられている。
  ①FRBの昨年末の利上げ
  ②中国景気減速の懸念
  ③原油安
  ④ドイツ銀行株急落

  ①以外は全て中国の景気減速が主要の要因といっても過言ではない。
  説明をすると、③は消費がぶ飲みをしていた中国景気が減速している。
  よって今後値上がりが期待できない。よって原油価格の急速な下落に
  つながったことによるとの見方がある。④ドイツ銀行が中国の理財商
  品にて損失をこうむっているとの噂が立った。との見方がある。

~今回~
 ともあれ、多くの原因が中国景気減速の要因であるとすると、ではなぜ
 同時株安になるかということ。同時株安というよりは私はコンピューター
 システム暴走あるいはそれによる人間のパニックの可能性が大きいと思う。

 まず、今はヘッジファンドも含めてコンピューターシステムにて売り買い
 を高速で行っている。世界各国のいろいろな指標をコンピューターが
 あらかじめ設定されていたプログラム通りに動くことになる。
 
 しかし、昨年から中国の経済指標には疑問符がついている。
 統計的信頼感がない。
 一方、上海市場も年初来のサーキットブレーカー騒動のように不自然な
 動きをする。よって、自由市場のデータなら想定された動きに対応で
 きたシステムも自由市場と異なる動きによって、あるいは人為的な
 データおよび振る舞いによって動きに影響がでて、混乱が生じてしまう。

 そこであるときは急上昇、あるときは急降下という極端な動きをせざる
 を得なくなっているのではと考えている。

 中国の不透明性が大きな要因だと指摘する人もいる。まさしくその
 通りだと思う。
 そのため、数値ばかり見ている人やコンピューターは恐怖のあまり、
 売りを浴びせるし売りすぎたら今度は買いすぎるということを繰り返
 すのでないかと思っている。

 しかし、中国を良く知るものにとってはこれはおかしいことである。
 中国がいまだかつて西側諸国の様な正式な統計を出すことはまれ
 であり、統計自体も政治的な色彩が強い。そのことは昔から変わって
 いない。むしろ世界が数値で中国市場を見ようと変化してしまったこと
 ではないのか。

 ついつい、資本主義市場経済のつもりで中国を見てしまうのでは
 ないだろうか。中国は鄧小平が権力の座にあるとき以来社会主義
 市場経済の方針からはぶれてはいない。
 
 つまり、西側の思考パターンで勝手に中国が変わったものとして
 見ていることに他ならない。

 まるで、アメリカの大統領候補がイスラム教を禁止しろといっている
 理屈に他ならない。イスラムもほとんど変わっていないと考える。

 もともと彼らは変わっていない。多少は変化はあるが大筋は変わ
 っていない。変質しているのは中国を見る自らの思考パターン方
 だということに気づいていない。
 
 よって結論として、世界同時株安の要因としては中国要因では
 あることは否定できない。しかし、正確にいえば中国要因にせざる
 を得ないくらい、西側システムが中国を自由主義経済と混同視して
 しまったことによるところが大きい。と私は考える。

 誰が上海市場を見ているのか?誰も見ていない。対象は前から
 大して変わっていない。要因は自分にあり。と考えている。もし、
 ご意見があるならば忌憚なきご指摘をいただきたく。

 




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