写真 照像 4 森山大道さん 

画像
森山大道さんにも触れずにはいられない。(写真は森山大道さんとその作品)

そもそも、私のブログのトップページの写真は私が取った香港のビルスナップである。

ただ、香港のビルをとっただけといえばそれまでである。
恐れ多くも、遥かに及ばないが何とか彼の作品に近づこうとした時期があり撮った作品である。

画像


森山大道さんの作品は多数あり。
彼の世界的評価も無論のこと、彼の作品から普遍的な価値を見出したい。

今も現役であり、著書、評論も多数存在している。

写真に対する熱意と洞察力が抜きん出ており世界を代表する写真家と
私は考える。

予備知識の無い方には、少々乱暴だが、彼の作品は白黒写真が特徴でスナップ
写真が得意としていただきたい。

多くの評論家が彼の作品の特徴として以下のことを言う。

①匿名性 誰だかわからない。
②等価   全てのものは等価である。
③擦過性  すれ違いに何かが残る。

さて、森山大道さんの作品の特徴について
もう少々詳しく述べると以下と言われている。

①匿名性
  何を誰を撮影しているのかわからない。
  只そのままを撮影している。
  撮影された側も撮影されたという意識が無い。

②等価
  被写体は全て等価である。
  価値としてはスーパーモデルもゴミも同等である。
  被写体は何が重要かが問題ではない。

③擦過(さっか)性
  被写体に対して通り過ぎる時、擦った様に
  被写体との関わりが生まれるという。

すれ違うときに何かが立ち現れる。普段は目にも入らない事実。

しかし、こちらが通り過ぎる時何かが訴えかけ、立ち現れているような気がする。

特にこの③擦過性については私にとって衝撃であった。
①、②についてはある程度理解が可能であろうがこの③については
正直なところ私はまだ完全に自分自身の言葉で置き換えることができない。

ここに彼の作品が時代を超え、国境を越える普遍性があると思っている。
まだ、言葉に置き換えることができていないのがもどかしいのだが・・・・。

この世界は事実で満たされている。
本当か?
では事実は?どう人々の脳裏に立ち現れ過去として記録されるのだろう。

人の脳裏に相貌が立ち現れる前に撮ってしまうのが彼の反射神経だ。
何が写っているのかわからない。

しかし、これが天才森山大道の
写像なのだ。
だから彼の作品を鑑賞する者は彼と旅ができるのだ。


この記事へのコメント

この記事へのトラックバック