2020年今年一年を振り返って 2: 内地から見えること（旧：香港　C国から）

2020年12月21日

2020年今年一年を振り返って 2

今年一年を振り返っての第2回目です。

大きく人生を変えてしまう大事件が起こりましたね。それは疫病というものなんですけど。

全世界が繋がっているが故に瞬く間に恐ろしい感染症が蔓延してしまいましたね。

こんなことを書いているのですが昨年末は私は上海におりました。もちろん、その後は内地に戻り、それ以降は当分どこにも外地には行かれないということになってしまいましたね。内地に留まるしかねいのですね。

どこの国も原則はそうなってしまいました。

ですから、内地と外地を行ったり来たりしている人は生活が一変しましたし、その人の人生も一変しましたね。

また、人の生活や人生が一変したのですから、当然、社会も一変するのですね。

人里離れた、過疎の村に居ればさほどの変化はないでしょう。しかし、むしろそういう人は非常に少数で、人々は内地と外地の行ったり来たり、または圧倒的な大都会での人との交流が社会の中心になっているのです。

人里離れた風光明媚なところでも、外国や都会の観光客を当てにしますね。この疫病により、海外との交流や都会の交流が途絶えているのですね。つまり、社会の交流が脅かされているのですね。

しかし、直接の交流、つまりリアルな交流が途絶えようとしているのですが、その他の手段がありまして、文字情報の交流の他にデジタルの交流つまりリモートでも交流できるということがわかってきたのですね。

このリモートの交流というのが多少スキルや資金が必要となっているのですね。

スキルと資金をうまく使った人々や社会というのがうまくこの疫病というものから逃れる術を持っているのです。

リモートでの交流手段をうまく使えると都合が良くなる社会になってきたというのがこの疫病が蔓延した年に初めてわかったのでしょうね。

逆に言えばリモートの交流手段がうまく使えないと都合が悪くなりかねない社会であると思うのですね。

当然春先は早期収束なんていう言葉もありましたが、リアルの世界が主流だという自覚がある人々や社会からはそういった希望的観測というか正常性バイアスによって、このようなリモートでの社会はすぐ終わるようなことが本当のことのように語られていましたね。

でもそうは問屋はおろさないですね。ワクチンがもうすぐできるからという話とウィルスの突然変異はセットで来てしまいます。

残念ながら、私が予想した通り、ファイザーやモデルナのワクチンの認可とほぼ同時に突然変異の話が出てきましたね。

これがRNAウィルスの恐ろしさなんですね。人々の予想を超えてこの戦いは長く続くでしょう。

今後の社会はリモートの手段の理解・習得と同時に生物学の知見というのも高めておかないといけないのですね。たやすく多くの人の希望的観測や正常性バイアスによって、これからの社会や時代の見方が歪められてしまい、備えを怠って、疲弊してしまう。ということもよくわかってきましたね。

大阪府知事の発言でイソジンが店頭から消えたなんていう話もありましたね。

生物学を知っていれば簡単に騙されることがなかったのにぃーという話もたくさんありましたね。

ですから、来年は今度は希望的観測を失った人々がどうやって、疲弊せずにリモートスキルを高めたり、生物学の知見を高めることが大事になるでしょう。

そうしないと、ウィルスに負ける前に憎悪が蔓延した社会に自ら負けてしまいそうですね。

言い換えれば、この一年でわかったのは何もしなければじわじわとウィルスではなく憎悪によって自滅するということですね

そういう面からも、憎悪を取り除くということも非常に大事な要素になるでしょう。東京ラプソディーという歌が生まれたのも２・２６事件の戒厳令があった年でした。

この憎悪の標的になった、犠牲品はPCR検査と最近ではGO-TOキャンペーンですね。

本当に是正すべきはPCRの検査数でもないし、Go-Toキャンペーンでもないのです。是正すべきは人々の生物学の知見格差とデジタルデバイドなんですけどね

また、是正すべきものが是正されなければ収束は絶対に見えてきませんね。

一部のワクチンと隔離しか人類にはウィルスへの対抗手段がないようですが、こういった教育をすることにより、なんとか憎悪が蔓延する社会は避けたいものですね。来年こそそれが訪れる社会になるように祈りましょう。

では

See you!