中所得国の罠 1 久しぶりの上海で見たものは

EM9YbGxUwAAY6Lk.jpeg




Screenshot_20191230-101554207.jpeg
年末久しぶりに上海を訪問しました。

写真は上海高島屋です。
ガラガラでした。平日の閉店間際に行きました。客より店員の方が多かったですね。

相変わらずなんですけど、シナは大都会でも薄暗いんですよね。
昔は夜上海なんていいいましたけど、昼間はゴミが目立つので、夜の方が綺麗なんて言っているシナ人がいましたが、夜も明るくはないし、娯楽もどんどん衰退している感覚ですね。
華やかでは決してないですね。あの大いなる興奮は完全に去ったというのが私の結論です。

2年ぶりでしたが、街の風景としてはあまり代わり映えはしないようでしたが、渋滞は減っているようでしたが、これだけ高速道路ができるとどこでも高速道路で行けるようになりますので、渋滞は減るでしょうね。

トラックは圧倒的に減っていましたね。

というよりは、インフラはよくなっているのでしょうが、かつての経済成長は完全になりを潜めておりますね。

不動産価格もここ2年ぐらいは横ばいだそうです。高値安定といえば聞こえは良いですけどね。もう流石に不動産価格は上がらないでしょう。

生活の方は苦しいんだそうですね。

そうでしょうね。シナ経済のここ数年の厳しくなった要因としては人民元と米ドルのペッグ制にあると思います。
人民元は米ドルに連動していますね。ここ数年で起こった現象というのが、米ドル高ですね。日本円は安くなり、米ドルは高くなりましたね。という事は人民元も連動して、米ドル以外の通貨と比較して高くなるということになってしまいますね。

そうすると、どうなるでしょうか。人民元高ということになってしまうんですね。ですから、世界の工場として君臨していたシナの輸出型の産業は為替レートの影響を受けて、一気に価格競争力が落ちてきたんですね。

ここでトランプがシナ産の製品に高関税をかけたとかかけると言っていますが、追い討ちとして高関税をかけるとシナの工業製品は、価格競争力の面でははっきり言ってお陀仏になってしまうんですね。

とはいえ、すぐには壊滅的な状況にはなっていないんですね。まずは、シナには内需がありますから、内需で持ちこたえている面がありますね。それと、シナが世界の工場になりましたが、それを代替するところが今のところは無いのですね。

ベトナムですとかミャンマーが移転先となっておりますが、やはり、労働集約型の産業の移転先としては、品質的には今ひとつなんですね。

とすると、やはり代替先はベトナムではなくミャンマーでもなく、日本になってきてしまうんですね。ですが、日本は為替レートは低く抑えられていますね。ですから、日本で製造した方が価格競争力では非常に有利な状況になっております。

ですが、ここにきて日本も為替レート以外の問題に直面しているのです。
作ったら売れるのですが、作りたくても作れないのですね。

人がいないのですね。
今度は人手不足ということになっていますね。輸出したいのですが、工場に人手が集まらないのですね。
スクリーンショット 2019-12-30 10.45.55.png
上記はトヨタの機関従業員募集のHPですが、若者が工場に集まらないのですね。

ホリエモンが14万円/月の給与で日本が終わっていると愚痴をこぼした若者に対して、お前が終わっているということは正しいことなんですね。

いつから、日本人は金儲けをしなくなってしまったんでしょうかね。人手不足のこの世の中、いくらでも稼げると思うんですけどね。

まぁそれはともかく、日本はいいじゃないですね。たくさん仕事がありますね。どんどん稼ぎましょう。

人手がどうしても足りない部分としては民間企業の経営者は今後、設備投資やシステム投資をこれからしていくでしょうね。

話を上海に戻しましょう。上海ではすでに中所得国の罠に差し掛かっておりますね。今回は中所得国の罠について申し上げたいと思います。

中所得国の罠とは

20年間にわたる実質10%台の高度成長の結果、中国の一人当たりGDP1別ウィンドウで開きますは11年には7,800ドルに達している。現在の実質経済成長率は7%台にまで低下しており、一人当たりGDPの伸びは11年に5%程度に低下しているが、単純計算によれば、仮にこうしたペースの成長が続けば17年には1万ドルに達することになる。ここ数年の成長率の低下と、1万ドルといった高度成長経路の区切りから、中国の成長力をめぐっては、「中所得国の罠」を回避できるのかが問われる状況になっている。

「中所得国の罠」とは、多くの途上国が経済発展により一人当たりGDPが中程度の水準(中所得)に達した後、発展パターンや戦略を転換できず、成長率が低下、あるいは長期にわたって低迷することを指す。これは、開発経済学でゆるやかに共有されている概念であり、その端緒は世界銀行が07年に発表した報告書にあるとみられている。

この点について、これまで長期の高度成長を遂げたのちの各国の経済成長の軌跡について確認してみよう。60年以降の実質経済成長率と一人当たりGDPの推移をみてみると、過去はアメリカがその他の国・地域を圧倒的に上回っていたが、日本は60年代、香港、シンガポールは70年代、韓国は80年代にそれぞれ1万ドルの水準を突破し、その後も安定した成長を続けている。一方、中南米諸国はメキシコが80年代に1万ドルを突破するなど好調であったものの、その後は伸び悩んでいる。
s2_13_2_1_01z.gif

と内閣府は説明しておりますね。内閣府の中所得国の罠でしたね。
全体的に行って、発展途上国が経済発展をするんですが、人々の多くが、10万円/ 月ぐらいの収入になってくると一般的な発展途上国は経済成長が伸びやなんでくるという事なんですね。

現在シナは6%の成長率と発表しているんですがシナの誰もそんな数字を信じていないですね。信じているのは日本のメディアと大手企業の経営者ぐらいでしょうね。

それはともかく、実質的には経済成長はすでに停滞しているのです。

以下は2020年の年明け早々のメディアの報道ですね。

中国の中央銀行は、金融機関の預金準備率を今月6日から0.5%引き下げると発表しました。市場に出回る資金の量を増やすことで、アメリカとの貿易摩擦で影響を受ける中小企業などを支援し、景気を下支えするねらいがあります。

預金準備率は、中国の金融機関が預かっている預金の総額のうち、中央銀行である中国人民銀行に預けなければならない額の比率を表します。
中国人民銀行は1日、この預金準備率を今月6日から0.5%引き下げると発表しました。
これによって市場に8000億人民元以上、日本円で12兆円余りの資金が供給され銀行の貸し出しが増える、金融緩和の効果が期待されるとしています。
中国では、アメリカとの貿易摩擦で影響を受ける中小企業などの経営悪化が問題となっています。
米中両政府は先月、貿易交渉が第1段階の合意に至ったと発表しましたが、その後も中国では中小企業を中心に景気の先行きに慎重な見方が根強く、中国人民銀行としては、今回の措置によってこうした企業の資金繰りを支援することで、景気を下支えするねらいがあります。


普通の感覚でしたら6%も経済成長をしていたら、逆に引き締めに向かうのでしょうがそうではなくて、金融緩和に動いているのですね。
上海だけではなく、江蘇省の工場団地もブラブラと寄ってみましたが、よくみると窓ガラスが割れている工場も目立ちましたね。

大手の中には好調の企業もあるでしょうが、従来の輸出型工場は今回の為替と関税の動きで悲惨な状態だとわかりました。
いずれにしろ、中所得国の罠なんですね。国民全体の所得が増えてくると消費も上がり、国力がついてきますよね。そうすると当然、為替が上がりますね。元々安い賃金が源泉で商品力を保持してたのでしょうが、労働者の賃金が上がってくると商品力が低下しますね。また、輸出している場合は為替レートが不利に働きますよね。こういう状態が起きてきて、先進国になれなかった国は10万円/月あたりで発展途上国のままでいてしまうのですね。

どうやら、シナ、特に、長江デルタ、珠江デルタ地帯はこういう中所得国の罠に嵌まりつつあるということがわかってきております。ですから、シナ経済の動向については大体こう言った流れなんですが、おかしいことが起きているのですね。

なぜか、トランプの米中貿易摩擦がシナ経済の低迷の原因にしたがりますが、実質シナ経済を牽引していた長江デルタ、珠江デルタは中所得国の罠に陥っているのですね。

メディアはセンセーショナルには書き立てますが、本質の事は伝えませんね。フェイクなんですよ。多くの日本の会社の経営者も騙されていますね。
こういうことになりましたら、ではどうすれば良いのかは次回に続きます。


では

See you!










ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 13

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた 驚いた 驚いた

この記事へのコメント