BABYMETAL SU-METALさんMETAL-QUEEN 誕生秘話(仮説) 2 高音域獲得

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ひとことで高音域と倍音発声を獲得するといっても簡単ではありません。
今回は高音域獲得をメインに話を進めましょう。

私なりに考えてみましたので以下述べましょう。
しかし、それはSU-METALさんの成長の過程を音で聞いて仮説を立て判断しているので、あなたにそれが適応するかどうかはわかりませんし且つ保証はしません。くれぐれも喉を壊さないでください。

まずは、男声と女声の違いから行きましょう。
成人男性の声は一般的には低い。一方成人女性の声は一般的には高い。

一般的にはそう言えます。
もちろん女性でも非常に低い声を出す人がいますし、男性でも非常に高い声を出す人もいます。
さて、ここでは一般論で行きましょう。例外もありますが置いておきます。

男声は変声期があるといわれております。いわゆる声変わりです。
成長期に急激に声のトーンが低くなり、ノドボトケが見えてきます。
少年時代は高い声がでたのに高い声が出なくなり、逆に低い声が出てきます。

一方、女声は男声と比べて明確に変声期というものがないと言われています。
しかし、目立たないだけで、年齢とともにスピードは遅いですが男声同様に声は低くなっていきます。

ということであるのでまずは低い音を出すにはどうしたら良いのかと。
年齢とともに出るようになってくるので安心してくださいと言えます。

では逆に高音を出すためにはどうしたらよいのでしょうか?
基本的には難しいです。
先ほど言及したように自然の摂理に反します。本来ならば止めたほうが良いでしょう。

とは言いつつも、ここでは高音域獲得が主題です。
どうするのでしょうか?

逆に考えましょう。
先程言及したノドボトケの問題です。
ノドボトケが出てくると低音になります。

ということとはノドボトケを見ないようにすれば高い音が出ます。
ノドボトケを見えないように喉を広げてノドボトケを上に上げると高い声がでます。

これが高い声を出す単純な原理です。原理は簡単です。
男声は声を出しながら鏡などを見て確認すれば良いでしょう。

女声の場合はノドボトケが露出していない方がほとんどです。
自分で確認するのは難しいです。男声の人の人にやっていただいて喉の動きをみてください。

とは言え、言うのは簡単ですが、これが難しいのです。
非常に喉の筋力を使います。年とともに筋肉の力が衰えて持ち上げられなくなります。
高い音が出なくなります。

人間は年齢とともに筋力発達が衰えます。
ピークの年齢はいろいろな説があります。
また、人によってピーク年齢は異なりますが小学校6年生ぐらいからだといわれています。
だから、筋力を必要とする体操選手は子供や子供みたいな人が多く出てきます。

筋力のアップの課題があります。ここは覚えておいてください。

ここまでは導入部分です。SU-METALさんがこのような考えを持って高音域を獲得したかどうかはわかりません。とは言え、結果としてどうなったのか?

どれくらい高音域を獲得したのかは実際BABYMETALの音源で比較して検証して見ましょう。

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1st ALBUM(主なもの)

曲名、最高音、最低音

メギツネ、レ♭、 ド
 
ギミチョコ!!、ド#、 ミ

いいね、ド#、ド#

紅月ーアカツキ、レ、ド

悪夢の輪舞曲、レ#(ミ)、レ

ヘドバンギャ、ド(ソ)、ド

イジメ ダメ ゼッタイ、レ、シ

最高音はヘドバンの最後の(ソ)ですがかっこ付きにしました。
これはシャウト(叫び)だからです。

悪夢の輪舞曲の(ミ)であるが、かっこ付きです。
声が加工してあリます。普通の発生音はレ#です。

最低音はイジメダメゼッタイのシ。
音域的に楽なのはギミチョコでした。

全体的には高音域は「ド#」のあたりを使っていることがわかります。

2nd ALBUM(ちょっと手抜きをしてます。時間があれば後で詳しくアップします。すみません)
 (最低音は調査中のため省略させてください)

これは最高音は何と言っても代表曲KARATEの最後のはしれぇーの最後、Tales of The Destinies で「ミ」がドーンと出ています。シャウト音は無しです。
(9月の東京ドーム初演初日でTalesの1回目の「ミ」は裏返ったという疑惑がありますが、2回目は「ミ」は出ていると思います)

ということで1stと比較して2ndの方の最高音がより高く(1度~1度半程度)なっている。
かつクリーントーンになっているのがわかります。一番盛り上がるところで使っています。
シャウト音は2ndはありません。

ちなみにライブ音源としてですが、2016年7月ロブハルフォードさんとのセッションでSUさんはシャウトですが「ソ」は出ています。
シャウトとは言え1stのヘドバン時より、かなりクリーンなシャウトになっています。

このことで彼女は1st(2014年)と2nd(2016年)を比較したとしても高音域を獲得してるといえるのです。
先ほど言及しましたとおり、男声程ではないが女声も成長につれて低くなるので実質はさらなる高音域を獲得していることになります。

ここで高音域の発声についても課題に触れます。
まずは筋力の問題です。先ほども言いましたとおり、単純に言えばノドボトケを持ち上げれば良いのです。
(下手にまねしないでください。注意してくださいね。できないからって手で持ち上げないようにしてください)

特に生演奏生歌ですが、無理やり高音域の発声をしても全曲持ちこたえられません。
ノドボトケを持ち上げるのにも筋力が必要です。

みなさんもカラオケで経験があるでしょう。
高音の歌を歌っているが後半は声が出なくなったりしませんか?

それはこの持ち上げる筋力が持たないからなのです。
ですから、プロは当然高音限界点をもっと上げます。余裕を持たないと以下の理由から駄目です。

まずは、時間の問題。BABYMETALのLIVE演奏時間は90分程度です。
それまでの長時間高音域を持続するための筋力持続力が必要になります。

また、人の声ですので当日の体調や心理状況によっても発声が左右されます。
2016年4月のMステでは緊張したのか1曲のKARATEの時にも何度も声が裏返っています。

当然、筋力ですので、相当の長期間のトレーニングをして、且つ余力を残しておかないと高音域を生歌で披露するには難しいのです。

本当は最高音の「ソ」が出るけどもシャウトだけにしておいて歌詞のある領域では表現力が必要です。
その為2ndでは「ミ」まで使うことにしているのですね。2ndで一番盛り上がるところで最高音「ミ」を使えています。

BAYMETALの厳しさはスタジオで体調の良い時に出た最高音を円盤音源では使用できないことです。他の一部のアイドルなら口(クチ)ぱくでLIVEで再現できます。
しかし、先回も言及した通り、BABYMETALは生歌で再現できない音は円盤音源では使えないのです。

加えてあの激しいダンスですよね。確かに我らがMETAL-QUEENはYUIさんやMOAさんと比べて運動量は少ないですが普通の人間は歌いながらの90分ダンス持ちません。

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大雑把なたとえですが、90分のハーフマラソンの間、息を切らさないで歌っているということです。

リズムもメロディも歌い出しも歌詞も間違えないで歌わなければいけないということです。
息が切れてはいけないのです。それでもSU-METALさんは円盤音源で高音域を獲得し続けています。

瞬間的な体力だけではなくて集中力の持続と精神力の持続がすばらしいと思います。
結論としては筋力なので長期的に鍛えるしかないということです。

鍛える方法は他の体の筋力トレーニングと同様に、一気に無理をせず、毎日コツコツ行うことだと思います。
なぁんだ。つまらないの。ですね。でもこれが重要だと思います。

では、次回以降は核心の倍音について申し上げましょう。

See you

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